「ともだち」の災害等の緊急対策マニュアル、感染症対策マニュアルについてお知らせします。

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災害等の緊急時対応マニュアル 児童発達支援・放課後等デイサービス

ともだち

 

1.想定される緊急事態

①利用者の急変時の対応

②自然災害時の対応(地震・火災)

 

2.災害に関する情報の入手方法

*旭川市は、避難情報等を住民の皆様に次の手段により伝達します。職員は、台風などにより天候等の悪化が予測される場合、以下の方法等を参考に情報収集する。また地震等の想定外の災害が起こった場合、旭川市HPやSNS、ワンセグ放送を用い情報収集する。(インターネットが繋がらない可能性も有る。)

・報道関係機関(テレビ・ラジオ)

・旭川市ホームページ(旭川市災害情報)

・SNS:ツイッター(旭川市防災)、フェイスブック(旭川市防災)

・緊急速報「エリアメール」、緊急速報メール

・車両による広報など

*アプリによる通知

・スマートフォン専用アプリ「Yahoo防災速報」「災害時ナビ」を登録し急な災害時の情報収集に役立てる事ができる。

 

3.緊急時の連絡体制

・保護者にメールでの緊急時の一斉連絡を行う。

 

4.利用者の急変時の対応

①状態変化を発見した職員は、管理者に利用者様の血圧・体温・呼吸状態・表情・意識・けいれん等の発生直前の状況と経過を速やかに連絡する。

②状態変化によっては異なるが、管理者の指示に従って下記の対応を行う。

・ご家族に状態を連絡する。

・急変著しい場合は、救急車要請する。(119番)

施設対応での緊急受診が必要と考えられる場合、下記の準備をする。

(個人ファイル、状況変化までの観察メモ、携帯電話)

・各自が関わりを持った経緯を支援記録等にまとめる。

※.主治医の指示があった場合は、速やかに対応に従う。

※.対応に関係なく、判断に迷った時には管理者に必ず連絡する。

※.受診の場合、保険証が必要なので、ご家族に連絡する際に伝える。

 

5.大地震発生時の対応

① 事業所内で発生時

・職員は、児童が安心できるような言葉をかけ、棚・窓ガラス、その他倒れやすいもの等から児童 

を遠ざけ一か所に集める。

・揺れが収まってきたら落下物等に気を付け建物外へ一時避難する。

・介助を必要とする児童は 職員がおぶったり抱いたりして安全な場所に避難させる。

全児童と職員の人数の確認を行い、施設の安全確認、災害の情報収集し管理者へ報告する。

・避難後、安全が確認できるまで児童と待機する。

・電気器具を点検、安全確認する。もし、事業所内で火災が発生した場合は消火活動を行う。

② 事業所外で地震がおきた場合

・揺れを感じたら直ちに児童を集めて、塀や建造物から遠ざけ安全な場所に集める。

児童が安心できるような言葉をかけ、しゃがんで座り揺れの収まりを待つ。その後速やかに

児童の安全確認を行う。

・地面の亀裂、陥没、隆起、落下・転倒物、頭上の危険物に注意し、ブロック塀、自動販売機、

ガラス窓を避け安全な場所へ移動する。

・切れた電線には絶対触らないように注意する。

・携帯電話で事業所に連絡を入れ、必要な場合は応援を要請し児童と共に近隣の安全な場所で

一時待機する。

・戻れるようなら安全を確認し慎重に事業所に戻る。

③ 児童の引き渡し

・児童の引き渡しは、管理者の指示によって行う。

・児童の引き渡しは、事業所又自宅にて職員が行う。

・児童を保護者に引き渡す場合、代理人への引き渡しは、複数の職員による立ち会いの元その代理 

人の本人確認をし引き渡す。(保護者にも連絡し確認する)但し、確認が取れない場合は、保護者への連絡が着くまで待ってもらう。

④ 残留児童の保護

・保護者が営業時間内に児童を引き取ることが困難な場合、保護者等が引き取りに来るまで事業所、

避難所において児童を保護する。

⑤ 避難

・大地震が起きても余震等の可能性も有りすぐに事業所を離れない。事業所や周囲に火災発生、そのおそれがある時や事業所の被災が大きく危険であると判断した時に、避難所へ避難する。

・管理者は避難先等がわかるように、一斉メールで避難先を連絡する。また玄関に避難先を張り紙、災害伝言ダイヤル等で避難場所を伝言するなど、保護者に居場所を伝える努力をする。

 

*震災救援所への避難

・事業所より避難の際は、避難所の状況を確認しながら避難する。日頃より経路を把握し、児童を 

安全に誘導できるように、列を維持しながら前後に複数の職員を配置し移動する。また、避難する際は、児童の安全確保を第一とするが、緊急連絡先一覧、おやつ等、最低限の物を持ち出す努力をする。

⑥ 児童又は職員が負傷した場合

・応急処置は、日頃より事業所に備えてある救急薬品で手当する。

・負傷の程度により緊急性があると判断した場合は119番通報する。

 

6.火災時における予防と対応

① 事前の環境整備

 避難訓練実施計画

・消火訓練を実施する。(初期消火・消火器の取扱いなど)

・通報訓練を実施する。(119番)

・避難通路・経路の確認をする。

・火災発生時における各職員の役割分担を確認する。

② 保護者への連絡

・保護者へは、緊急時に一斉連絡する。

③ 施設設備の点検等

・出火元となりやすい電化製品・コンセント等の正しい使用方法の習得及び正常に作動している

か点検する。

・万一出火した時に備え、消火器の所在を確認しておくとともに、正しい使用方法を習得する。

・避難経路に障害物等がないことを常に確認する。

・指導員は、日常の療育環境を整備しておくとともに、日頃の療育の中で子どもの行動特性を

しっかり把握する。

④ 火災発生時の手順

 〈発生時の基本的な流れ〉

火災発見 → 報告 → 避難誘導 → 初期消火・通報連絡

療育中に火災が発生した場合

 ・火災の発生を発見したら(第一発見者)大きな声で周りの職員に知らせる。

 ・知らせを受けた職員は、速やかに管理者及び他の職員に火災の発生を知らせる。

 ・各職員は、管理者又は代理の指示に従い無駄なく的確な行動をする。

 ・子どもの避難誘導(子どもの人数の把握及び責任者への報告)を第一とする。

 ・子どもを一時避難させた後、初期消火、消防署へ通報する。

 ・落ち着いて行動することを心がけ、子どもに動揺を与えないように努める。

 ・安全な場所まで避難した後、状況により保護者に連絡をし、子どもの引き渡しをする。

(児童の契約書等の連絡先が記入しているファイルは可能なら持って避難する)




感染対策マニュアル

児童発達支援・放課後等デイサービス

ともだち


 

1.感染症への対策

【新型コロナウイルス感染症】

<予防法>

・三密を避ける。

1.密集を避ける。

2.密接を避ける。

3.密閉を避ける。

・手洗い・アルコール消毒の徹底。

・ワクチン接種の励行。

・マスクの着用、咳エチケット。

 

【インフルエンザ】 

<予防法>

・ワクチン接種の励行。

・発症している児童の利用を控え、発症の可能性がある児童は、速やかに隔離する。全員が飛沫感染対策(全員がマスクを着け、咳エチケットを実行)及び接触感染対策(期間中はうがい、 手洗いの励行・感染者の体液が付着した物を中心に消毒)を行う。

・玩具、テーブル等のアルコール消毒を行う。

 

【ノロウイルス】

<予防法>

・感染者の隔離と嘔吐物や糞便の適切な処理を行う。

(流行期の嘔吐、下痢は感染症を疑う必要がある)

・85℃で1分以上の加熱又は次亜塩素ナトリウム消毒を行う。濃度は有機物の少ない場合0.02%、嘔吐物や糞便に対しては0.1%以上の濃度で消毒する。

・嘔吐や下痢症状が出た場合は、速やかに周りにいる児童や職員は別室に移動し、窓を開け換気を行い、嘔吐物や便を処理する。また処理をする職員が感染しないよう、マスク、エプロン、手袋、キャップを装着し処理を行う。

 

【腸管出血性大腸菌感染症(O157、O26、O111等)】

<予防法>

【経口感染予防】

・調理を行う前に、下痢症状や手の傷等が無いか確認。(職員、児童共)

・食材を衛生的かつ適切な温度で保管し、十分な加熱調理をする。

 

 

【接触感染予防】

・手洗いの励行。(普段からしっかりと手洗い習慣をつける)

 

2. 予防の基本(手洗い、うがいの徹底)

<手洗い>

・登所時、外出の後、排泄後、食事前等は念入りに洗う。

・石鹸を十分に泡立て洗い、流水で30秒~1分流す。

・水道の蛇口は水を止める前に水で流す。(蛇口に菌が付着している)

・手拭きは使い捨てのペーパータオルを使う。

<うがい>

・風邪等流行期は、登所時、外出後に実施する様支援する。

・コップに3分の1程度の水を注ぐ。1口目は口をすすぐように「食べかす等を洗い流す様に」(くちゅくちゅ) 。2口目、3口目は喉の奥まで水が届くように15秒程度(ガラガラ)発音は「お」

 

3. 室温

・室温 夏場26~28℃、冬場20~23℃に保つように温度管理をする。

・定期的に換気を行う。


4. 咳エチケット

・咳やくしゃみを人に向けて発しない。

・咳が出る時はできるだけマスクをする。

・マスクが無い時に咳やくしゃみが出そうな時は、ハンカチ・タオル等で口を覆う。

・素手で咳やくしゃみを受け止めた時は、直ぐに手を洗う。

 

5. 衛生管理

 <活動場所>

・季節に合わせた適切な温室、換気を行う。

・エアコンの清掃を行う。

・床、棚、窓、テラス等の清掃。

・蛇口、水切り、排水口等の清掃。

・玩具などの消毒、人形の洗濯、消毒。

・ドアノブ、電気スイッチ等の消毒。

<食事・おやつ>

・食材の衛生的かつ適切な温度で管理。

・調理場所の衛生管理の徹底。

・衛生的な配膳、下膳。

・手洗いを必ず行う。

・テーブル等の消毒(食前、食後)及び食後の床の清掃。

・食器類の共用はしない。

 

<トイレ>

・毎日の清掃と消毒。

(便器、ドア、ドアノブ、蛇口や水回り、床、窓、棚、トイレ用サンダル等)

・ドアノブ、電気スイッチ等は水拭き後アルコール消毒。

・手洗い後のタオルは、個別のペーパータオルを使用。

・汚物容器の清掃、消毒。

<おむつ交換>

・糞便処理手順の徹底。

・交換場所の徹底。

・交換後の手洗いの徹底。

・使用後のオムツ等の衛生管理。

<職員の衛生管理>

・清潔な服装と頭髪。

・爪は短く切る。(伸びた爪は不衛生)

・日々の体調管理を徹底する。

(風邪に似た症状や嘔吐・下痢はないか症状ある場合は速やかに報告する。)

・体調不良者は速やかに医療機関の受診及びエチケット対策を行う。

・介助、送迎後、外出後、おやつ・昼食前後の手洗い。

・児童の体調管理の支援。

(体温調節が上手く出来ない児童への体温管理、衣服の着脱指導含む)

※特に肢体不自由児童の手足は比較的血流が悪いので注意する。

 

6.日々注意する事

サービス提供時間前の準備

<事業所>

・職員朝礼時に体調の確認をする。(風邪・下痢・嘔吐・二日酔い等)

・施設内・外の衛生管理。

<児童保護者>

・送迎時の体調確認、連絡ノート等を活用し、当日の児童の体調を共有する。

(睡眠、食事、排泄等)

<児童登所時の対応>

・通所後の手洗い、検温を行う。

・うがいの励行。

・児童の体調確認。(常に目視でも顔色・目つき、児童に触れ体温管理)

<発症時の対応> 

・以下の場合は保護者へ連絡し事業所より送迎、若しくは保護者迎えの手配をする。

(体温が37.5°C以上になった場合、及び下痢・嘔吐症状が出た場合)

 ※手配が完了するまでは、他の児童とは別の部屋で過ごす様支援する。

カテゴリー:お知らせ
更新日:2023-05-31 10:42:53